災害についての共通的な認識

災害

災害の備えと発生時の対応について

災害を最小限に抑え命を守る方法

頻繁に発生する災害

人命や社会生活に被害を生じる事態を「災害」といいます。
21世紀に入り、目に見えて災害が増えて来ました。

災害により、毎年のように
甚大な人的被害、物的被害が発生しています。

あまりにも頻繁に発生するので
復旧・復興が終わらないまま、次の災害が発生するほどです。

突然の大地震や大津波、強大化する台風、
増大する集中豪雨と洪水、火山の噴火、
さらには恐ろしい感染症など
いつもどこかで様々な災害が発生しています。

多くの方の記憶に新しいのは
東日本大震災や熊本地震でしょうか。
頻繁に発生する豪雨による水害でしょうか。
今や新型コロナウイルスによる感染症が猛威をふるっています。

災害から身を守りぬく

災害が発生したときに
一番大切なことは自分たちの身を守りぬくことです。

このサイトは、あなたの人生や命を
さらには大切な人や財産を
災害から守りぬくことを目的に作成しました。

災害による被害を
出来るだけ最小限に抑える方法があります。

・災害に対する認識(メカニズム・前兆・被害内容)を深めること
・災害発生時の避難方法を決めておくこと
・災害に対する備えをしておくこと

災害の特徴や性質を理解し
普段からの備えを充実させることで
いざ災害が発生したときでも
あなたの財産や大切にしている命を守りましょう!

私自身の被災した経験なども踏まえて
災害に対する備えや実際に発生した場合の対処について
細かく丁寧にお知らせします。

災害に対する考え方

「備えあれば憂いなし」

災害は突然発生するものです。
災害に対する知識も備えもなければ
ただやられるだけになってしまいます。

しかし、まだ起きていない災害に対して
実際に何を備えればいいのか、わからないものです。

いざというときに
何が起きても心配無用!とするには
どんな知識や備えをしたらよいのでしょうか。

そこで、思いつきに頼るのではなく
論理的な視点から考える方法をお伝えします。

私たちは、みな同じ条件で暮らしているわけではありません、
普段の生活も住む場所も違えば備えの内容は異なります。

あなたの備えはあなたにしか出来ませんので
論理的に考える力をつけるのは、とても大切なことです。

実は、災害対応には普遍的なサイクルがあります。

このサイクル毎に、何をすべきかイメージすることで
あなたのすべき災害対策が浮かんできます。

・平常時から準備しておく事項
・災害発生時に実行すべき事項

災害サイクルによりイメージした災害対策は
単なる思いつきではないので
必ず、役に立ちます。

災害サイクル

さて、災害サイクルについてご説明します。

災害には、地震や台風など、様々な種類があります。
そして、どんな災害でも
状態の移り変わりは同じです。

そこで以下の図のような
状態の移り変わりをサイクルにしたものを
ベースにして、考えることにしました。

サイクル毎の概略を説明します。
例には、台風のときの停電の対策を挙げてみました。

平常時

状態:災害の影響がない状態
行動:災害に対して備える。
例 :懐中電灯と電池を常備

災害予兆

状態:災害の予兆を発見した状態
行動:予兆に対する対応をする。
例 :台風予報で時期と被害の予測
   災害常備品の確認
   モバイルバッテリーの充電

災害発生

状態:災害が発生している状態
行動:被害に対して身を守る
例 :懐中電灯を使う
   使用中の家電の電源を切る
   落雷に備えてコンセントからプラグを抜く

災害対応

状態:災害が発生した後
行動:通電後、電源の切り忘れの家電に注意する

災害毎の対応

それぞれの災害毎についての説明は
災害サイクルをベースにしながら

・災害が発生する仕組みや前兆
・災害時の避難と復旧
・災害に対する備え

をまとめていきます。

災害は、突然起こるものであり
防ぎようがありません。

しかし、過去に起きた災害を思い出しながら
備えをすることで
被害を最小限にすることが出来ます。

また災害発生後の復旧についても
様々な経験を伝承することで
いちはやく日常を取り戻すことが可能です。

災害に直面した人の心理

最後に、私達が災害などの困難に直面した場合
一風変わった行動をしてしまうことを
あなたは、ご存知でしょうか。

人間は、自分に起きた出来事に対して
感じた心理状況や不安の大きさで
行動を変えてしまうのです。

例えば、その出来事が
自分の理解出来る範囲の場合は
そのことについて自ら情報を入手しようとし
論理的になって
被害が及ぶどうかや回避行動について考えます。

ところが、理解の範囲を超えれば超えるほど
他社への依存に頼ったり
まったく何も考えず、なかったことにします。

このように困難(災害)に直面した人の心理を
説明するプロセスを不安喚起モデルといいます。

不安喚起モデル

1.自主解決

・自ら情報を入手
・危害が自分に及ぶか判断
・危害を避けるにはどうすればよいか判断

2.他者依存

・信頼できる他者に判断を任せる

3.思考停止

・考えるのをやめる
・安全と思い込む
・拒否する[13]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

他者依存や思考停止では守れない

最近では、原発事故が起こったときの人々の反応が
不安喚起モデルで説明出来ると思います。

災害に関しては、自主解決をやめてしまうと
自分や自分の大切な人たちの運命を
自分では守れない、ということになります。

そうならないためには
災害に対して、より多くの知識を得て
理解の範囲を広げることです。

災害サイクルをもとに
あなただけの災害に対するイメージをしましょう。

イメージは可能な限り想像力を発揮させて
実際に災害に遭ったかのようなつもりになりましょう。

どんな災害に注意が必要ですか?
そのとき、どう避難しますか?
備えは何が必要ですか?
復旧可能ですか?

あなただけの避難方法や必要な備えが
浮かんでくるはずです。

このサイトの情報を参考にして
いつ来るかわからない災害に対して
備えて頂けたらと思います。

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